他人が幸せそうに見えるかどうかを探る人物は幸せではない2015/08/06 21:25

他人が幸せそうに見えるかどうかを探る人物は幸せではない

 

平成23年(2011)年から私は気候の温暖な地で、温泉がひけて海の見える別荘物件を探していました。


 それは、第一に、妻が平成22年(2010)年8月、腸の重病で10日間入院したほか、それ以降もひんぱんに腸の病気で緊急搬送され点滴治療を受けたことからです。第二に、人間ドック受診の際、妻の腫瘍マーカー値が基準値を超えたことがあり、温泉で癌が治るとの広告を見て雑誌を買い記事を目にして、温泉に着目するようになったからです。第三に、避暑地で有名な軽井沢ですが、夏は短く、冷え症で寒がりの妻にとっては長い別荘滞在がかなわないからです。第四に、平成23年(2011)年3月11日に東日本大震災が勃発し未曾有の被害が発生したことから地震と津波などの自然災害に強い地を求めたからです。

 

ようやく、平成24年(2012年)7月、伊豆に希望した土地を購入出来ました。

庭にてコグ

満足している点を挙げると、第一に、気候が温暖で雪がほとんど積もらない。第二に、いつでも温泉を楽しめる。第三に、溶岩の地盤により地震に強い。第四に、海が臨めるが標高が高く津波の心配がない。第五に、世界遺産に登録されたばかりの富士山の眺望(写真1写真2写真3)を部屋に居ながらにして楽しめる。第六に、ゴミ収集車の到来がなく静かな環境。第七に、軽井沢同様小鳥やリス等小動物の訪問が楽しめる(写真1写真2)。第八に、最寄駅まで歩いて行ける。第九に、郵便局や大きなスーパーまで歩いて行ける。第十に、管理が行き届いた別荘地である。ということです。

 

 軽井沢も伊豆もどちらも大自然の森の中にあり理想的な土地です。伊豆の家は国立公園の中にありますから、静岡県知事の許可を得て建てており、どちらかと言いますと動植物の生息する中に人間が家を建て住んでいるといったような感じです。したがって、私たち人間の方がそれら動植物の仲間入りをして共生させてもらわなければなりません。

 

次は、家の新築です。間取りなどの設計は私が考案しました。テーマは、「軽井沢別荘の否定」です。 

 

設計のポイントは、第一に、「引き違い窓」の採用を辞めたことです。自然界の中に住まわせてもらうためには、都会には不必要ですが、そこに生息する物たちからの防御のための家づくりが必須です。窓は光や風を取りいれるため必須ですが、ガラガラと左右に引き開けることが出来る通常2枚以上のガラス戸を、それぞれ異なるレールで滑らせて開閉する「引き違い窓」は、下部の「戸車」と「レール」の間にどうしても「隙間」が出来るため、虫の侵入が防げないからです。第二に、書斎の窓を大きな「固定窓」とし、絵葉書を見るような眺望を楽しめるようにしたことです。海と富士山はもちろん、鳥・昆虫・飛行機、リスの電線上の綱渡り、などがよく見えます。妻は可愛いと喜んでおりますし作業中の私に休息を与えてくれます。第三に、「吹き抜け」の採用を辞めたことです。軽井沢の吹き抜けは見た目もよく広々とした空間を楽しめますが、空調が追いつきませんし、寒がりの妻にとってふさわしくありません。第四に、リビングに背を向けたキッチンを辞めたことです。会話をしたりTVを見ながら台所仕事が出来る「対面式キッチン」にこだわりました。第五に、老後の生活を楽しむため本棚とカラオケと卓球台の置ける趣味室を設けたことです。第六に、「バリアフリー」にしました。浴槽とトイレと玄関には「つかまり棒」を設置しました。風呂は車椅子でも入れる「3枚扉」を使用しました。第七に、床はすべて衛生的な板材にしました。第八に、一つの部屋の窓を弓型の「ボウウインドウ」を採用したことです。これは妻の希望を取りいれたもので、伊豆の家のアクセントとなり気に入っています。第九に、大きな浴槽です。当初は桧風呂にしようと考えて資料を取り寄せ、実際に木材を見たりもしましたが、常に水を張っていなければならないのであきらめて、温泉でもさびない「人造大理石」を採用しました。

 

設備のポイントは、第一に、オール電化です。オール電化割引があります。LPガスは使用しなくても基本料金がかかります。第二に、蓄熱暖房機の設置です。夜間の安い電力で熱を蓄め放熱してくれます。第三に、丈夫な琺瑯(ホーロー)の流し台と全自動食洗機です。東京と伊豆では「皿洗い」から解放されています。第四に、妻が夜間に階段から落ちるのを防止するために、フルオート便座のトイレを2階にも設置しました。殆ど妻専用です。東京には3つありますが、軽井沢には1階に1つしかないからです。第五に、快適な温泉生活のため、風呂場にナノイーを利用したカビ防止機能を付けたことです。カビ対策のための掃除が不要になりました。

 

流し台、食洗機、洗面台、トイレ、風呂、照明、壁紙については、幾つかのメーカーのショールームを訪問しました(写真1写真2)。色柄や機能などお値段と相談しながら選ぶ作業は時間がかかりました。妻は疲れるといいながらも、途中で休憩しながら、綺麗なショールームを訪問し見て回るのが好きと言って、特にキッチンと照明(写真1写真2)の選択を楽しんでいました。

 

また、壁紙(写真1写真2写真3写真4写真5写真6写真7写真8)とサイディングの選択は、妻に任せたため、かなり時間がかかりました。カーテンは、あまりにも遅いので、レース以外のカーテンは私が決めました。分厚いカタログの中から選ぶ作業は確かに大変ですが、迷いながら選ぶ楽しさがあるようです。妻はこの作業が大好きで、一番楽しかったと言っています。それは、新築やリフォームでなければこの楽しみが味わえないからでしょう。

 

このようにして、平成25年(2013年)、私たち夫婦は、私のこだわりの家、老夫婦でも住める家、特に妻が健康に留意して、のんびりと生活をすることのできる、都会から少し離れていながら、さほど不便ではない土地に、家を手にいれました。お互いの希望を取り入れてつくったこの家を、私たち夫婦は大変気にいっており、応訴以外に精神的苦痛はまったくなく、快適な生活を楽しんでいます。

 

私たち夫婦は、他の夫婦を羨ましいと思ったことは一度もありません。誰か他の人たちと比較して、あの人たちは幸せそうに見えるが、実際はどうかと探ったり、あの人たちよりも幸せだなどと思うこと自体、その人たちが幸せではないということだからです。

  

私は、現在の、ありのままの、夫婦二人が24時間一緒にいられる幸せをかみしめて、貴重な時間を大切にしながら、過ごしていきたいと思っています。




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